?" 車買取店への持ち込み査定は後出しじゃんけんの世界

一軒回るごとに査定額が1万円ずつアップ


■ひさしぶりの持込み査定

中古車一括査定のサービスが普及する前は、車の査定をしてもらうといえば街の車買取店に愛車を持ちこんで査定してもらったものでした。

そして少しでも高く売りたいという場合は、このような持込み査定を何件もの車買取店を巡って行い、査定価格を少しずつでも上げようとしたものです。

このようなやり方を「買取店巡り」などと呼んだものでしたが、今では無料一括査定の普及によってそのような「買取店巡り」を行う人はめっきりと少なくなったようです。

そこで昨年の春のことですが、ホンダの古いミニバンを手放すことになったことをきっかけに、久しぶりに買取店巡りでもしてみようかということになりました。

11年物で走行距離も11万キロを越えていましたので、一括査定を申し込んでも業者のオファーは不調に終わるだろうと考えたことも、買取店に持ち込んでみるかという気になった一因でした。

■6万円からスタート

まずは新車を買う予定になっているスバルの販売店に持ち込んでみました。

あまり詳しいチェックはせず、年式とグレード、走行距離を聞いただけで「ウチなら6万円で下取りできます。」ということになりました。

正直、ディーラー下取査定では値段が付かないだろうと思っていたので、ちょっと意外でした。

次に向かったのは市内にある全国展開の大手、G買取店です。

ここでは、かなり詳細なチェックが行われたようで査定に要した時間は40分以上。

でも結局は、スバルディーラーの提示した6万円に1万円だけ上乗せした7万円が査定額でした。

でもバックオーダーのようなことがあるらしく、これから何箇所か買取店を回ると告げたら、「一回りしたらぜひもう一回連絡してください」と買う気満々の様子でした。

次が、やはり市内の店頭直売もやっている買取店です。

ここでも30分以上かけてチェックしていましたが、その後「11年ものなので相場価格表にも値段が載っていないが、市内の若い人達の間で需要がある車種(オデッセイ)なので、8万円を提示させていただきます。」ということでした。

結局はこの業者も一つ前の業者の査定額に1万円だけ上乗せした価格となりました。

こうなってくると「もう1か所回れば9万円になるのかな。その後最初のG買取店に戻れば10万円か。」などと予測めいたことも頭に浮かんできます。

■限界に近づいたのか予想外の展開が

そこで3つ目の買取店に持ち込んだのですが、ここで予想外の展開となりました。

「G買取店から一回りしたらまた連絡をくれと言われている」と告げたら、急に雰囲気が変ってしまったのです。

買い取る気は充分あったようですが、仮に9万円を提示しても次に再び訪れるG買取店に9万5千円とかを提示されて掠め取られることになるのが非常に嫌だといった感じでした。

「いくらだったら次のG買取店を止めてここで決めてくれますか」と言うので「10万円」と答えると、奥に下がって店長でしょうか上司の人としばらく相談していましたが、限界を超えることになるのでしょうか、結局は8万円以上の提示は出来ないということになり降りた形になりました。

翌日再びG買取店へ行って、多少のやり取りはありましたが、結局は9万円での買取となりました。

■1万円ずつアップの後出しじゃんけん

このように、このたびの買取店巡りの全体の流れは、一軒回るごとにちょうど1万円ずつ査定額が上がっていくという、まるで後出しじゃんけんのような形になりました。

本当にその車を買い取りたい業者は、一番最後に値段を付けたがるということですね。

時間も結構かかり業者とのやりとりも結構大変でしたが、車買取業界のことが勉強?になりましたし、改めて一括査定の便利さも良く分かりました。

でも、もう次からは持込み査定を行うことはないと思います。


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